2008年9月10日水曜日

クマムシ最新情報。


「地球最強の生物」クマムシ、宇宙でも生存可能

9月9日12時0分配信 WIRED VISION


「地球最強の生物」クマムシ、宇宙でも生存可能

写真: WIRED VISION

クマムシにとっては小さな一歩だが、動物界にとっては大きな飛躍だ。この地球上で最もタフな生物が、宇宙旅行から生還したのだ。

ほんの数系統の丈夫なバクテリアを除けば、他のどんな生物も死んでいただろう。しかし、クマムシはこの宇宙旅行を、日ごろ暮らすコケの生えた地面が乾燥したときと同じ調子で乗り切った。

「クマムシには爪も目もある。正真正銘の動物だ。そして、そのような動物が宇宙空間にさらされたのは今回が初めてだ」と、ドイツの航空宇宙医学研究所の微生物学者Petra Rettberg氏は語る。

欧州宇宙機関(ESA)が2007年9月に打ち上げた[宇宙実験]衛星『Foton-M3』には、クマムシを格納するシステムが搭載されていた(日本語版記事)が、Rettberg氏はこのシステムの設計に携わった。

緩歩動物と総称されるクマムシは、裸眼でも見える8本足の無脊椎動物で、世界中に生息し、生物学の授業でお馴染みの生物だ[体長は50マイクロメートルから1.7ミリメートル]。

クマムシは、生存に必要なものが極端に不足するときには代謝を停止できるほか、大量の放射能を浴びてDNAが損傷した場合には、これを修復することもできる。

この特性が科学者の好奇心を刺激し、ついには地球を回る軌道上にクマムシを打ち上げて宇宙空間に直接さらす実験が行なわれることになったのだ。

「修復の具合——速度や効率、ミスがあるかないか——には差があるが、受ける損傷は基本的に同じだ」と、Rettberg氏は話す。

打ち上げ時、クマムシはあらかじめ乾眠(かんみん)と呼ばれる状態にされていた。この状態のクマムシは代謝率が1万分の1まで低下しているため、空気がなくても、餌がなくても、水がなくても、摂氏150度以上またはマイナス150度以下の温度でも、生き延びることができる。

[クマムシは新陳代謝の速度を1万分の1に遅くして、水分消費量を通常の1%に抑えることが可能。通常は体重の85%をしめる水分を0.05%まで減らし、極度の乾燥状態にも耐える。7万5000気圧まで耐えるほか、ヒトのX線致死線量は500レントゲンだが、クマムシは57万レントゲン。通常の条件で乾眠の状態から蘇生し動き回った最長期間は、公式な記録としては10年程度だが、冷凍状態や無酸素状態だと保存期間は伸びるという]

軌道に達すると、クマムシを入れた容器が開けられた。一部のクマムシは低レベルの宇宙線だけを浴び、残りは宇宙線のほか、何も遮るものがない太陽光も浴びた。すべてのクマムシが温度差の激しい真空の宇宙空間にさらされた。

宇宙線だけを浴びたクマムシたちは、地球に戻ると復活し、宇宙線を浴びていないクマムシと同様のペースで繁殖した。

太陽光も浴びたクマムシたちが蘇る確率はそれより低かったが、一部が生き残っただけでも驚くべきことだと、Rettberg氏のチームは『Current Biology』誌の9月9日号に発表した論文で述べている。

論文によると、この無脊椎動物たちが宇宙空間でどのように身を守ったかは「謎のまま」だという。Rettberg氏の次なる課題は、このような働きをつかさどる遺伝子を特定することだ。人間のDNA修復に関する理解と向上を進める最初の一歩になることだろう。

『Current Biology』誌に掲載された論文「地球低軌道上の宇宙空間で生き延びた緩歩動物」を参考にした。

最終更新:9月9日13時0分


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フリーザを思わせる最強っぷり(笑)

個人的には、乾燥化した後、どうやってタンパク質が立体構造を保っているのか気になるところ。


2008年7月30日水曜日

05. ジンバブエの最近のニュース

さて、気づいたら既に前回のレポートから1ヶ月も経っていました。時が流れるのは早いものです。ジンバブエの情勢もこの1ヶ月で大分と変わりました。前回、アメリカが無理矢理(暴力と不正な見せかけの決選投票で)政権を奪取したムガベ政権に対し、制裁を表明、というところまで話しました。その後の状況を、新聞の見出しで早回しに追ってみましょう。

ムガベ大統領“当選”へ ジンバブエ決選投票6月29日19時18分配信 産経新聞

ムガベに決まってしまった瞬間です。


ムガベ大統領、就任式強行へ=批判必至

6月29日22時13分配信 時事通信

ムガベの写真がアップされていました。


ジンバブエ>野党支持者、復讐におびえ…ムガベ大統領5選

6月30日2時31分配信 毎日新聞

野党支持者は、決選投票前から拷問キャンプなるものに連れて行かれ、殴る蹴る、暴行、焼けたプラスチックを顔に当てられ、ムガベへの忠誠を誓わせられる・・・といった状況でした。


対立勢力との対話模索=野党、投票結果の不承認要請−ジンバブエ大統領

6月30日7時1分配信 時事通信

野党は対話へと動き出しました。


ジンバブエ>米制裁強化へ AU選挙監視団「公正さない」

6月30日13時27分配信 毎日新聞

そして、口を出す国アメリカ(このときばかりは希望に見えた)とAU(アフリカ連合)が制裁へと、動きだし。。たはずですが。。。


ジンバブエ危機を協議=アフリカ首脳会議始まる−エジプト

6月30日18時1分配信 時事通信


AU首脳会議に出席のジンバブエ大統領

6月30日20時5分配信 時事通信

おいおい。ムガベでちゃうのかよ。その会議。と突っ込んでいたことを思い出します(笑)公の場に、出てしまうムガベ。それを許すAU(アフリカ連合)。どうなってんだ?


米、ジンバブエ制裁決議案提示へ 国連安保理

7月1日9時7分配信 産経新聞

やれやれ!と久しぶりにアメリカを応援。


<ジンバブエ>国連制裁決議案、今週提出で調整 米大使

7月1日10時35分配信 毎日新聞


<AU首脳会議>エジプトで開幕 ジンバブエ大統領も出席

7月1日10時39分配信 毎日新聞


米、国連安保理でのジンバブエ制裁決議案を用意

7月1日11時25分配信 読売新聞


<イタリア>駐ジンバブエ大使を召還 大統領に抗議

7月1日20時59分配信 毎日新聞



ムガベ大統領「解任できるのは神」 独裁28年の執念


ジンバブエ問題、足並みそろわず=声明発表は不透明−アフリカ首脳会議

7月1日23時36分配信 時事通信


ジンバブエに挙国一致政権を=決議で対話促す−アフリカ首脳会議

7月2日7時48分配信 


時事通信米がジンバブエ制裁案 安保理

7月2日8時3分配信 産経新聞



<AU首脳会議>ジンバブエ大統領は最大野党と対話を

7月2日10時35分配信 毎日新聞


ジンバブエ制裁決議案を提出=米、来週の採択目指す−国連安保理

7月4日8時57分配信 時事通信



<ジンバブエ>市民、命がけで国外脱出…大統領派の暴力恐れ

7月3日2時31分配信 毎日新聞


米がジンバブエ制裁案提出 リストに「ムガベ大統領」 

7月4日8時1分配信 産経新聞


ジンバブエ制裁決議案を提出=米、来週の採択目指す−国連安保理

7月4日8時57分配信 時事通信



<ジンバブエ>英、サミット特別声明で制裁訴え 独も支持

7月4日10時44分配信 毎日新聞


<ジンバブエ>弾圧逃れ森に3カ月 野党支援で父拉致の少年

7月4日21時18分配信 毎日新聞



ジンバブエ 迫害恐れた野党支持者が各国大使館に殺到

7月5日11時7分配信 毎日新聞



<ジンバブエ>経済破綻、教育崩壊…街頭で学費募金も

7月8日20時23分配信 毎日新聞



国連のジンバブエ制裁決議案、武器禁輸など盛り込む=英首相

7月9日19時19分配信 ロイター


中露が拒否権行使 ジンバブエ制裁決議案

7月12日15時46分配信 産経新聞


国連安保理のジンバブエ制裁決議、中露拒否権で否決

7月12日11時22分配信 読売新聞


2008年07月20日インフレ率220万%のジンバブエ。遂に1000億ドル紙幣を発行

90 名前: 飛亜特(兵庫県)[] 投稿日:2008/07/20(日) 11:05:39.19 ID:MJO4AUcq0

ちなみにジンバブエ紙幣発行の歴史(2006年8月以降)

2006年08月01日 - 3桁切り捨てのデノミ。1000ドルが1ドルになる。- 切り替えに伴い1, 5, 10, 50セント, 1, 5, 10, 20, 50, 100, 500, 1000, 1万, 10万ドル紙幣発行

2007年02月01日 - 5000ドル紙幣発行(市場に出回ったのは翌月から)

2007年03月01日 - 5万ドル紙幣発行

2007年07月01日 - 20万ドル紙幣発行

2007年12月20日 - 25万, 50万, 75万ドル紙幣発行

2008年01月01日 - 100万, 500万, 1000万ドル紙幣発行

2008年04月04日 - 2500万, 5000万ドル紙幣発行

2008年05月05日 - 1億, 2億5000万ドル紙幣発行

2008年05月15日 - 5億ドル紙幣発行

2008年05月20日 - 50億, 250億, 500億ドル紙幣発行

2008年07月21日 - 1000億ドル紙幣発行

※いずれの紙幣も有効期限があり。

※持参人払式小切手と特別アグロ小切手の区別はせず



ムガベ大統領、野党と対話へ ジンバブエ配信元:07/22 09:0


5年間インフレ率220万%のジンバブエ、「1000億ドル札」が登場

2008年07月23日 06:05 

発信地:ハラレ/ジンバブエ【7月19日 AFP】(写真追加)


約220万%の年間インフレ率を記録したジンバブエで、中央銀行が19日、まん延する現金不足に取り組むため、新たに1000億ジンバブエ・ドル札を発行した。 新1000億ドル札は21日より市場に流通する。 ジンバブエでは、今年1月に1000万ドル札、4月に5000万ドル札、5月には1億ドル札と2.5億ドル札が発行された。その後、50億ドル札、250億ドル札、500億ドル札の発行が続いた。 現在、大統領選挙をめぐる混乱の渦中にあるジンバブエは、ハイパーインフレに見舞われており、2月の時点で16万5000%だった年間インフレ率が6月には220万%に跳ね上がっている。 一方経済学者らは、この公式インフレ率でさえ大幅に低く見積もられていると見ており、実際には1000万-1500万%の年間インフレ率に達しているとしている。(c)AFP1000億ジンバブエドル、価値たったパン1斤 国民の望みは連立より食糧7月25日8時1分配信 産経新聞

2008年6月29日日曜日

04.ジンバブエへの制裁がいよいよ始まった。

「02.あんまりだよジンバブエ」で書いた通り、
ジンバブエは今、独裁者ムガベと軍部によって、国民全体が人質にとられているような状態だ。
既に書いているが、4月末にジンバブエに行っていた。
そのとき、色々とお世話になった身としては、少なくとも事の顛末は見届けなくては、という思いがある。

最近、情勢の動きが激しいので、ひとつひとつは追えないが、
今日、また大きなニュースが飛び込んできた。

アメリカが、ムガベ政権に対して制裁を行うと声明を出したのだ。※
いよいよ、国際社会がジンバブエの問題に対して動き出した、ということだろう。
野党党首のツァンギライ氏は軍事的な介入を望んでいるが、今回の声明では具体的な施策は示されていない。報道を見る限りでは、「強力な行動」と言っているが、その内容は「武器禁輸や政府当局者の海外渡航禁止を含めた制裁を国連で追求する」というもので、現段階では、軍事的な介入は行われないように見える。しかし、現実的に軍部が暴走している(暴徒化している)状況から考えると、軍事介入が必要ではないのか、と思う。ムガベ大統領の出方次第だが、ムガベ大統領も軍部のいいなり、との報道もあり、結局、軍部主導で独裁を継続するのではないか。


ムガベ政権は、現代社会では考えられないほど、残忍なことをしてきた。
大統領の決選投票前に野党支持者を拷問し(暴行、焼けたプラスチックを顔につける)、野党を支持しないことを誓わせ、ムガベへの忠誠を誓わせる。この結果、数百人(3000人との報道もある)近い死者を出し、野党党首に選挙を諦めさせた。それでも決選投票を勝手に行い、「自分が再選された」と言い張るムガベ大統領。
こんな政権を野放しにしていいはずがない。米国主導、というより、国連もしくはアフリカ連合主導で、軍事的な介入が必要だと思う。
今後も本件については追っていきたい。



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※ジンバブエへの制裁強化  米大統領、国連制裁も追求

 【ワシントン28日共同】ブッシュ米大統領は28日、5選を狙うジンバブエのムガベ大統領が27日、野党候補不在のまま大統領選の決選投票を強行したことを非難、ムガベ政権と、同政権を支援する国に対する米国の制裁を強化するとの声明を発表した。

 声明はジンバブエへの武器禁輸や政府当局者の海外渡航禁止を含めた「強力な行動」を国連で追求するとも表明。安全保障理事会に近く制裁決議案を提出する意向を示唆しており、ムガベ独裁体制の国際的孤立がさらに進む見込みとなった。

 声明は、ムガベ大統領が国民の意思を無視し「まやかし」の決選投票を強行したと非難。ブッシュ大統領がライス国務長官とポールソン財務長官に米制裁措置の強化を指示したと述べた。

 声明は一方で、ジンバブエに正統政権が生まれれば、米国が債務免除などの「包括的な開発支援」を行う用意があると述べた。ジンバブエへの食料支援やエイズ対策は継続するとしている。

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2008年6月28日土曜日

03. 思い出のヤングサンデー

学生寮時代、
というのは僕が高校1年〜3年までの間のことだけど、
漫画雑誌をお金を出し合って毎週買い、回し読みをしていたことがあった。
少年ジャンプ、少年サンデー、ビッグコミックスピリッツ、ヤングジャンプ、
そしてヤングサンデー。
中学生から高校生になりたての頃、漫画をこれだけ毎週読めるというのは、相当の贅沢だったと思う。

その中で、特に好きだったのがヤングサンデーだ。

当時のヤングサンデーには、勢いがあったように思う。
(勝手に思っているだけだが)

特に、後ろの方にいつも掲載されていた(ちょっとマイナー路線の)「ザ ワールド イズ マイン」は、テロの脅威や命の重さ、という難解なテーマに正面切って挑んだ(そして、かなり難しい形で表現した)名作だと思う。当時、まだ9.11のテロが起こる前であり、世界的なテロを題材にした本作は、著者の「先見の明」を示すものと今でも思っている。そして、未だにこれを超えるものには中々出会えていない。

さて、そんな秀逸な作品(しかし一般受けしない作品)を盛んに取り上げて勢いに乗っていた(と僕に思わせていた)ヤングサンデーが7月31日号で休刊となるらしい。※1

最近、小学館と漫画家との間でトラブルが多い※2が、
ついに(比較的メジャーな)雑誌まで休刊となるとは。
(一概に、小学館と漫画家とのトラブルが関係しているとは言えないけれど)

小学館どうしちゃったんだろ?
と思わざるをえない。

新聞不況、雑誌不況ということで、
今後、漫画を取り巻く状況も変わっていくのかもしれない。
(ネット配信、電子ブック、など媒体が紙じゃなくなるかもしれない)

いずれにせよ、時代の流れを感じてしまう出来事だ。


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※1『週刊 ヤングサンデー』休刊正式発表

5月30日10時46分配信 オリコン


 小学館が30日(金)、青年コミック誌『週刊 ヤングサンデー』の休刊を正式に発表。同誌はテレビドラマ化もされた『Dr.コトー診療所』や『クロサギ』など数々の人気作品を生み出してきた。87年4月の創刊(当時は隔週刊)以来、愛されてきた同誌だが、7月31日発売号をもってひとまず、その歴史にピリオドを打つことになる。

 同社広報室は「同誌は、多数の映像化作品をはじめとして人気マンガを輩出してきましたが、ヤングコミック誌を取り巻く環境に対応し、弊社コミック誌ラインアップの一層の強化を図ることになりました。現在、新コンセプト・コミック誌創刊に向けて、鋭意準備中です」とコメントしている。
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※2 カラー原画紛失 人気漫画家が小学館を提訴

6月7日8時26分配信 フジサンケイ ビジネスアイ


 週刊少年サンデーで長期連載されていた、人気漫画「金色のガッシュ!!」のカラー原画を紛失されたとして、作者の漫画家、雷句誠(本名・河田誠)さん(33)が6日、出版元の小学館に330万円の賠償などを求め、東京地裁に提訴した。

 訴状によると、雷句さんは2001年から07年まで、魔物の子ガッシュと孤独な天才中学生が主人公の「金色のガッシュ!!」を同誌に連載していた。
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2008年6月23日月曜日

02. あんまりだよジンバブエ。

詳しくは、また後日書きたいと思うのだが、

あんまりだよ。

本当に、かわいそうだ。

いったいどうなるんだろう?

それにしてもひどい!

と頭の中がかき乱されるような思いだ。

アフリカ南部の国、「ジンバブエ」の惨状をご存知だろうか?

かいつまんで話そう。
ジンバブエでは、ムガベという独裁者が28年間政権に居座っていた。
それが今年の3月の投票で、ついに野党のツァンギライ氏に得票率で負けることとなる。
しかし、ツァンギライ47%ほど、ムガベ43%ほど、ということで、
大統領決定条件の50%を上回らないことから、ツァンギライとムガベの決選投票が行われることとなった。
しかし、そこから独裁者ムガベのなりふり構わない実力行使が始まった。

拷問である。

詳しくは以下の引用を参考願いたい。

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620431分配信 産経新聞
【ロンドン=木村正人】27日に大統領選の決選投票が行われるアフリカ南部ジンバブエで、ムガベ独裁政権による野党勢力への弾圧が一段とエスカレートしている。国際社会は公正な自由選挙の実施を求めているが、ムガベ大統領(84)は「これは欧米帝国主義に対する闘争だ」と宣言。国際人権団体によると、各地に拷問キャンプが設置され、野党関係者に残虐な暴行が加えられている。

(一部略)

弾圧は4月5日に始まり、各地に拷問キャンプを設置。不法に拘束した野党関係者に対し、鉄の棒で殴ったり焼けたプラスチックを押しつけたりするなどの暴行を加え、ムガベ氏への忠誠を復唱させている。各キャンプから競うように死者数が政権に報告され、1つの州だけで死者は100人以上にのぼっているという。


 国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」(本部・ニューヨーク)のジンバブエ担当カサムバラ女史は「拷問キャンプの数は数百にのぼり、報告では少なくとも2900人が暴行を加えられた。実際はもっと多いだろう」と話した。

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実は、つい先日まで僕はジンバブエに滞在していた。
詳しくは、母体サイトである「7 billionth.com」をご参照いただきたいが、
4月27日から30日まで、ジンバブエを旅行していたのだ。
そこで出会った人々、主にはロッジの従業員やガイドなど観光産業の人間のみだが、にはいろいろと助けられた。
旅、という特殊な関わり方であるため、
本当の内情はわからないけれども、少なくとも、この問題は僕にとって非常にリアルな問題なのだ。
Josephという男がいた。
「My pleasure」が口癖の気のいいやつだった。
受付のお姉さんは、
はじめは愛想がなかったけれど、何度も話しかけるうちにだんだん笑顔が出てきた。
猿が朝食をかっぱらったり、
庭にいたイボイノシシが、その日の夕食に出たり、
夕日に感動したり、
虹を一日に10回近く見て感動したり、
全部が全部ジンバブエの思い出だ。
僕にとってかけがえのない思い出だ。


ツァンギライには頑張ってほしかった。しかし、
今日、こんなニュースが飛び込んできたのだ。

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ジンバブエ大統領選、最大野党党首が撤退ムガベ氏続投へ

622236分配信 読売新聞


 【ヨハネスブルク=角谷志保美】ジンバブエの最大野党「民主変革運動(MDC)」のモーガン・ツァンギライ党首(56)は22日、首都ハラレで記者会見し、今月27日に予定されていたロバート・ムガベ大統領(84)との大統領選決選投票から撤退すると発表した。


 ムガベ政権による支持者弾圧が理由という。撤退は国内外での批判にもかかわらずムガベ氏が大統領にとどまることを意味することから、同国情勢が混迷を深めることは必至だ。


 「ムガベ(大統領)自身が既に結果を決めており、民意を反映した選挙は不可能だ。命と引き換えに投票を求めるわけにはいかない」。ツァンギライ氏は会見で撤退の理由を説明し、国連やアフリカ連合(AU)に「虐殺を止めるための介入」を求めた。

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怒りを感じる。


そして、ひどく悲しい。


いったいどうなってんだ!?


ジンバブエの行く末を思い、
暗澹たる気持ちになっている。


今後もジンバブエのニュースを追っていこうと思う。
また、まとまった時間ができ次第、
ここ最近のニュースを振り返り、自分なりにジンバブエの現況についてまとめてみたい。

どうか、ジンバブエに明るい未来を—

01. iPhone価格決定—ソフトバンク時代の始まり?

ずいぶん前から、iPhoneを待ちわびていた。
どこでもインターネットができるし、
サファリ(マック版のインターネットエクスプローラー)が使えるというのも大きい。
(そもそも、僕はiPod touchに懐疑的だった。明らかにiPhoneから電話の機能だけを
 抜き去ったものだし、電話の機能がないということはインターネットを使用可能なエリアが都市圏の無線LANスポット(ホットスポット)に限られるからだ。これでは魅力半減だ。)

というわけで、早く出ないかな?と待っていた訳だ。
それも、大分早い時期からソフトバンクから出るだろうと思っていた。

マスコミ(というかケータイジャーナリスト達)はドコモから出る、ドコモが交渉している、ドコモとアップルは実は関係が強い、などと盛んに言っていたけれど(笑)※1


ソフトバンクがちょうどスタートした当初だったろうか、
新規契約者にiPodをプレゼントするキャンペーンを行っていた。
このとき、「ああ、ソフトバンクがiPhoneを出すのかな。」と感じていた。
というより、「iPodをプレゼントするなんて中途半端なことはせずに、さっさとiPhoneを出せばいいのに。携帯と音楽プレーヤーを二つ持ち歩くことを肯定してどうすんだ。」とさえ思っていた。
そして何より、「ソフトバンクが逆転するには、iPhoneしかないでしょ。」とも思っていた。(でも、現実はホワイトプランの激安作戦で、新規加入者をずいぶん増やしているので、僕の予想を超えていたことになる。)

さて、なにわともあれ、iPhoneはソフトバンクから発売されることになった。
この点については、納得である。

さて、ここにくると、iPhoneの価格がいくらになるか?が焦点となる。
ある記事によると、
3万〜4万で「大ヒット」の可能性があるとしていた。※2


さて、ついさきほど、その価格が分かった訳だが、
結論からするとビックリする価格だ。


「2万3000円」※3


すごい。
孫さん、本気だ。
悟空かお前は?
と内心ツッコんでしまったよ(笑)

しかし、これは本当に思い切った決断だと思う。
社運をかけたソフトバンクの戦いが始まったと見ていい。

ドコモも度肝を抜かれたのではないか?
「うちにはPRADAがある。」
なんて悠長には言ってられないだろう。
(PRADAはLG電子が開発した「iPhone的」な携帯。ドコモがキャリアとなるが、その実力は・・・どうだろう。非常に懐疑的だ。)

さて、困ったのはauである。
そもそもauには、LISMOというiTunes的なサービスがある。
このため、どうしてもiPhoneには手が出せない(ドコモはまだiPhoneをあきらめておらず、今後アップルとの交渉次第で、ドコモでも販売される可能性は残っている。←1カ国1キャリアとは決まっていないため)
auは「庭がどうのこうの」と、あいまいなキャッチフレーズを繰り返している間に、
ソフトバンクに追いつかれてしまうような気がする。
いまいち、戦略がはっきりしないのだ。
(というより、焦って何も思い浮かばない?
 一昔前に勢いのあった「デザイン携帯」も今では目新しいものではなくなった。
 プランもどう見たって、ホワイトプランに見劣りする。
 いったいどうするつもりだろう?)


さて、困ったのは僕自身でもある。
実は僕の携帯はauなのだ(笑)
もはや、「乗り換えようか?どうしようか?」というよりも、
「いつ乗り換えようか?」
という「時期」の問題になってきた。



発売は7月11日だ。


<引用文献>
1:http://ascii.jp/elem/000/000/138/138416/
アスキー.jp
『ケータイ業界を知る5人が語った

大胆予想!iPhone採用キャリアはここだ!(20080602 0400分更新)

「Appleとの関係が深いドコモが優勢 」

石川温氏(ケータイジャーナリスト) 

「iPhoneがiモードに対応する可能性も…… 」

石野純也氏(ケータイジャーナリスト) 

「金銭的な条件をクリアできればドコモ」 

神尾寿氏(通信ジャーナリスト) 

「ユーザー数の多いドコモが有力だが……」 

法林岳之氏(ITライター) 

「多彩な端末の販売実績があるドコモ 」

村元正剛氏(ITライター)』


全員ドコモかよ!とものすごくツッコみたい(笑)
こんだけはずしても「ケータイジャーナリスト」として、これからも働くのだろう。
(逆に言えば、ソフトバンクの交渉能力や経営判断が、専門家の全てを上回るすごいものだったのかもしれない)

※2:http://www.j-cast.com/2008/06/06021420.html
『 携帯電話に詳しいジャーナリストの松村太郎さんはJ-CASTニュースに対し、「売れるかどうかの鍵は価格」と指摘する。
「米国では、iPhoneについてはセキュリティを強化した新しいソフトが出るなどして、ビジネスユースに対応するようになっています。日本では、(携帯電話の市場は)2台目の市場になっており、3~4万円の価格に押さえられれば大ヒットの可能性があるでしょう。7~8万円だと、2台目としてのニーズに応えられないかもしれません」』
※3:http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080623AT1D2307S23062008.html
『ソフトバンクモバイルは23日、米アップルの「iPhone(アイフォーン)3G」の端末価格や通信料金を発表した。1台当たり4万円超の販売奨励金を投じ、実質価格は2万3000円程度(低価格機)に抑える。』
NIKKEI NET 2008.6.23 (21:06)


2008年6月22日日曜日

00. 7 billionth.com ニュース専用ページ

ここは、サイト「www.7billionth.com」の分室として、
主に「日々の気になるニュース」について記載していきます。

個人的に思い入れのあるニュースについて、
主観的な意見を書き込むつもりです。
不確かな情報も多々あるかと思いますので、
一般人の戯言として大目にみてやってくださいm(_ _)m