2008年6月23日月曜日

01. iPhone価格決定—ソフトバンク時代の始まり?

ずいぶん前から、iPhoneを待ちわびていた。
どこでもインターネットができるし、
サファリ(マック版のインターネットエクスプローラー)が使えるというのも大きい。
(そもそも、僕はiPod touchに懐疑的だった。明らかにiPhoneから電話の機能だけを
 抜き去ったものだし、電話の機能がないということはインターネットを使用可能なエリアが都市圏の無線LANスポット(ホットスポット)に限られるからだ。これでは魅力半減だ。)

というわけで、早く出ないかな?と待っていた訳だ。
それも、大分早い時期からソフトバンクから出るだろうと思っていた。

マスコミ(というかケータイジャーナリスト達)はドコモから出る、ドコモが交渉している、ドコモとアップルは実は関係が強い、などと盛んに言っていたけれど(笑)※1


ソフトバンクがちょうどスタートした当初だったろうか、
新規契約者にiPodをプレゼントするキャンペーンを行っていた。
このとき、「ああ、ソフトバンクがiPhoneを出すのかな。」と感じていた。
というより、「iPodをプレゼントするなんて中途半端なことはせずに、さっさとiPhoneを出せばいいのに。携帯と音楽プレーヤーを二つ持ち歩くことを肯定してどうすんだ。」とさえ思っていた。
そして何より、「ソフトバンクが逆転するには、iPhoneしかないでしょ。」とも思っていた。(でも、現実はホワイトプランの激安作戦で、新規加入者をずいぶん増やしているので、僕の予想を超えていたことになる。)

さて、なにわともあれ、iPhoneはソフトバンクから発売されることになった。
この点については、納得である。

さて、ここにくると、iPhoneの価格がいくらになるか?が焦点となる。
ある記事によると、
3万〜4万で「大ヒット」の可能性があるとしていた。※2


さて、ついさきほど、その価格が分かった訳だが、
結論からするとビックリする価格だ。


「2万3000円」※3


すごい。
孫さん、本気だ。
悟空かお前は?
と内心ツッコんでしまったよ(笑)

しかし、これは本当に思い切った決断だと思う。
社運をかけたソフトバンクの戦いが始まったと見ていい。

ドコモも度肝を抜かれたのではないか?
「うちにはPRADAがある。」
なんて悠長には言ってられないだろう。
(PRADAはLG電子が開発した「iPhone的」な携帯。ドコモがキャリアとなるが、その実力は・・・どうだろう。非常に懐疑的だ。)

さて、困ったのはauである。
そもそもauには、LISMOというiTunes的なサービスがある。
このため、どうしてもiPhoneには手が出せない(ドコモはまだiPhoneをあきらめておらず、今後アップルとの交渉次第で、ドコモでも販売される可能性は残っている。←1カ国1キャリアとは決まっていないため)
auは「庭がどうのこうの」と、あいまいなキャッチフレーズを繰り返している間に、
ソフトバンクに追いつかれてしまうような気がする。
いまいち、戦略がはっきりしないのだ。
(というより、焦って何も思い浮かばない?
 一昔前に勢いのあった「デザイン携帯」も今では目新しいものではなくなった。
 プランもどう見たって、ホワイトプランに見劣りする。
 いったいどうするつもりだろう?)


さて、困ったのは僕自身でもある。
実は僕の携帯はauなのだ(笑)
もはや、「乗り換えようか?どうしようか?」というよりも、
「いつ乗り換えようか?」
という「時期」の問題になってきた。



発売は7月11日だ。


<引用文献>
1:http://ascii.jp/elem/000/000/138/138416/
アスキー.jp
『ケータイ業界を知る5人が語った

大胆予想!iPhone採用キャリアはここだ!(20080602 0400分更新)

「Appleとの関係が深いドコモが優勢 」

石川温氏(ケータイジャーナリスト) 

「iPhoneがiモードに対応する可能性も…… 」

石野純也氏(ケータイジャーナリスト) 

「金銭的な条件をクリアできればドコモ」 

神尾寿氏(通信ジャーナリスト) 

「ユーザー数の多いドコモが有力だが……」 

法林岳之氏(ITライター) 

「多彩な端末の販売実績があるドコモ 」

村元正剛氏(ITライター)』


全員ドコモかよ!とものすごくツッコみたい(笑)
こんだけはずしても「ケータイジャーナリスト」として、これからも働くのだろう。
(逆に言えば、ソフトバンクの交渉能力や経営判断が、専門家の全てを上回るすごいものだったのかもしれない)

※2:http://www.j-cast.com/2008/06/06021420.html
『 携帯電話に詳しいジャーナリストの松村太郎さんはJ-CASTニュースに対し、「売れるかどうかの鍵は価格」と指摘する。
「米国では、iPhoneについてはセキュリティを強化した新しいソフトが出るなどして、ビジネスユースに対応するようになっています。日本では、(携帯電話の市場は)2台目の市場になっており、3~4万円の価格に押さえられれば大ヒットの可能性があるでしょう。7~8万円だと、2台目としてのニーズに応えられないかもしれません」』
※3:http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080623AT1D2307S23062008.html
『ソフトバンクモバイルは23日、米アップルの「iPhone(アイフォーン)3G」の端末価格や通信料金を発表した。1台当たり4万円超の販売奨励金を投じ、実質価格は2万3000円程度(低価格機)に抑える。』
NIKKEI NET 2008.6.23 (21:06)


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