2008年6月23日月曜日

02. あんまりだよジンバブエ。

詳しくは、また後日書きたいと思うのだが、

あんまりだよ。

本当に、かわいそうだ。

いったいどうなるんだろう?

それにしてもひどい!

と頭の中がかき乱されるような思いだ。

アフリカ南部の国、「ジンバブエ」の惨状をご存知だろうか?

かいつまんで話そう。
ジンバブエでは、ムガベという独裁者が28年間政権に居座っていた。
それが今年の3月の投票で、ついに野党のツァンギライ氏に得票率で負けることとなる。
しかし、ツァンギライ47%ほど、ムガベ43%ほど、ということで、
大統領決定条件の50%を上回らないことから、ツァンギライとムガベの決選投票が行われることとなった。
しかし、そこから独裁者ムガベのなりふり構わない実力行使が始まった。

拷問である。

詳しくは以下の引用を参考願いたい。

-------------------------------
620431分配信 産経新聞
【ロンドン=木村正人】27日に大統領選の決選投票が行われるアフリカ南部ジンバブエで、ムガベ独裁政権による野党勢力への弾圧が一段とエスカレートしている。国際社会は公正な自由選挙の実施を求めているが、ムガベ大統領(84)は「これは欧米帝国主義に対する闘争だ」と宣言。国際人権団体によると、各地に拷問キャンプが設置され、野党関係者に残虐な暴行が加えられている。

(一部略)

弾圧は4月5日に始まり、各地に拷問キャンプを設置。不法に拘束した野党関係者に対し、鉄の棒で殴ったり焼けたプラスチックを押しつけたりするなどの暴行を加え、ムガベ氏への忠誠を復唱させている。各キャンプから競うように死者数が政権に報告され、1つの州だけで死者は100人以上にのぼっているという。


 国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」(本部・ニューヨーク)のジンバブエ担当カサムバラ女史は「拷問キャンプの数は数百にのぼり、報告では少なくとも2900人が暴行を加えられた。実際はもっと多いだろう」と話した。

-------------------------------


実は、つい先日まで僕はジンバブエに滞在していた。
詳しくは、母体サイトである「7 billionth.com」をご参照いただきたいが、
4月27日から30日まで、ジンバブエを旅行していたのだ。
そこで出会った人々、主にはロッジの従業員やガイドなど観光産業の人間のみだが、にはいろいろと助けられた。
旅、という特殊な関わり方であるため、
本当の内情はわからないけれども、少なくとも、この問題は僕にとって非常にリアルな問題なのだ。
Josephという男がいた。
「My pleasure」が口癖の気のいいやつだった。
受付のお姉さんは、
はじめは愛想がなかったけれど、何度も話しかけるうちにだんだん笑顔が出てきた。
猿が朝食をかっぱらったり、
庭にいたイボイノシシが、その日の夕食に出たり、
夕日に感動したり、
虹を一日に10回近く見て感動したり、
全部が全部ジンバブエの思い出だ。
僕にとってかけがえのない思い出だ。


ツァンギライには頑張ってほしかった。しかし、
今日、こんなニュースが飛び込んできたのだ。

-------------------------------

ジンバブエ大統領選、最大野党党首が撤退ムガベ氏続投へ

622236分配信 読売新聞


 【ヨハネスブルク=角谷志保美】ジンバブエの最大野党「民主変革運動(MDC)」のモーガン・ツァンギライ党首(56)は22日、首都ハラレで記者会見し、今月27日に予定されていたロバート・ムガベ大統領(84)との大統領選決選投票から撤退すると発表した。


 ムガベ政権による支持者弾圧が理由という。撤退は国内外での批判にもかかわらずムガベ氏が大統領にとどまることを意味することから、同国情勢が混迷を深めることは必至だ。


 「ムガベ(大統領)自身が既に結果を決めており、民意を反映した選挙は不可能だ。命と引き換えに投票を求めるわけにはいかない」。ツァンギライ氏は会見で撤退の理由を説明し、国連やアフリカ連合(AU)に「虐殺を止めるための介入」を求めた。

-------------------------------


怒りを感じる。


そして、ひどく悲しい。


いったいどうなってんだ!?


ジンバブエの行く末を思い、
暗澹たる気持ちになっている。


今後もジンバブエのニュースを追っていこうと思う。
また、まとまった時間ができ次第、
ここ最近のニュースを振り返り、自分なりにジンバブエの現況についてまとめてみたい。

どうか、ジンバブエに明るい未来を—

0 件のコメント: